今夜も飲もう。酒乃草子♪

世界の酒の征服をめざすぞ

枕草子を読むために 〜どんな本が良いのか〜

以前から読んでみたいと願っていた「枕草子」。ついに完読した。

願い(?)が叶って、プチ幸せを噛み締めているところだ。

 

枕草子といえば「春はあけぼの」から始まる文章があまりにも有名。一度は古典の授業で聞いたことはあるだろう)

 

読んでの感想は置いといて。。まず、どういう「枕草子」を選んだか、ちょっとお話してみようと思う。

 

いくつもの出版社が「枕草子」を出版しているが、それぞれ特色が出ている。

それだけに、全然違っており、まあよく言えば自分にあった本を見つけやすい、と言えるかもしれない。(私は多少時間かかってしまったが)

 

ジュンク堂三省堂などを見回ったり、ネットで検討した結果、大体下記通りのパターンであることがわかった。

 

①完全に現代語に翻訳した書籍。原文や語釈もない

「原文も要らない、意味が分かればそれでいい」人向きです。

 

言葉通り、原文がなく、現代語に翻訳された書籍です。流石にあとがき位はあるだろうが、語釈や背景などの説明もありません。

 

 それがこの書籍↓

 

しかし、あの枕草子の原文の美しさやリズムには絶対触れたかったので、これは速攻見送りました。何より、現代語をパラパラ読んでみたが、私の好みではなかった。

 

②原文と語釈・解釈はあるが、現代語がない

これは・・古典文学を専攻している人や、古語の知識がある人向きです。何しろ、現代語がないので、語釈・解釈があると言っても、知識がないと結構キツイです。

 

その代表的書籍は「岩波文庫」でしょう。 

枕草子 (岩波文庫)

枕草子 (岩波文庫)

  • 作者:清少納言
  • 発売日: 1962/10/16
  • メディア: 文庫
 

 岩波文学といえば、世界文学や日本文学の出版が非常に多く、私も結構多く読破しているのですが現代語がない「枕草子」はキツイ、ってことで岩波文庫も見送りました。

 

③原文も語釈も現代語もあり。

これぞ、私が求めていたもの!!原文にも触れ、かつ現代語もあり!あるようで、意外となかったんですよ、これが。

 

ジュンク堂で、そういう本見つけました。

講談社学術文庫」というシリーズの中にありました。

 

迷わず、これを購入しました!他の出版社と違って、上中下と3巻セットになっているのですが、私にはお構いなしでした。

 

これは全てにおいて「原文・語釈・現代語訳」で成立しており、さらに素晴らしいことに時々「余説」も入ってる。

余説は何かというと、清少納言の言動に対する批評、背景、それが描かれた事実と歴史の関係、翻訳者の感想。。など色々であるが、背景や清少納言の性格などをさらに知ることができ、大変勉強になる。

 

ここまで親切な「枕草子」は他にないであろう。

 

枕草子」を読んでみたいけど、本が多くてどれがいいのかわからない。。と迷ったら、講談社が出版した「枕草子」をおすすめする。