今夜も飲もう。酒乃草子♪

世界の酒の征服をめざすぞ

「ポーの一族」はクラシック名作である。

ポーの一族

この漫画を読んだことある人は今や少なくなってるかもしれない。しかし、この漫画は間違いなく名作である。

 

何より、この漫画を読んだ時、いろんな意味で衝撃を受けてしまった。

「こんな漫画があるのか・・!?」と。

 

 

萩尾望都という有名な漫画家のデビュー作とも言えるものだが、とても20代が描いたとは思えないほど、哲学的な漫画でもある。

 

〜キッカケ〜

小学6年の時、Yさんという女性が教育実習に来られた。ある時、漫画の話になった時、Yさんが「『ポーの一族』という漫画がとても印象に残ってる」と仰ったのだ。

元々漫画をよく読んでたこともあり、心に留めておいた。

 

中学の時だったかな?ふと書店で文庫化された「ポーの一族」を見かけ、たちまちYさんの言葉が脳裏に蘇ってきた。

 

早速買ってみて、読んでみることに。

 

・・虜になってしまいました。

 

主人公の残酷な面も否めないが、吸血鬼としてたった1人で生き続ける孤独さや寂しさ、最愛の妹を殺された深い悲しみなどがよく伝わってくる漫画であり、読み終わった後もしばらくは余韻に浸ってしまった。

 

〜あらすじ〜

ポーの一族」は短編集であり、編ごとにタイトルが異なるのだが、その中ではやはり「ポーーの一族」があまりにも有名であり、そのまま漫画のタイトルにもなってる。

 

その「ポーの一族」とはどんなあらすじか?

 

 

ある4人家族が、「くれぐれも気をつけて」という不気味な声や得体の知れない視線に見送られながら、馬車で出発する。

 

4人とは、父親、母親、兄(ポー)、妹・・と一見普通の家族に見えるが、実は違う。

4人とも吸血鬼であり、兄と妹は血が繋がってるが、父と母とは全く血が繋がっていない。

 

母、兄、妹3人とも元々は普通の人間だったのであるが、ある出来事で吸血鬼になってしまい、不老不死の体となってしまった。

 

4人で旅に飛び立った目的は何か?

 

「仲間」、つまり吸血鬼を増やすための旅なのだ。

 

旅の末、たどり着いた4人はそれぞれ仲間にすべく候補者を探し、仲間に取り入れようとするが・・・

 

吸血鬼であることをうまく隠そうとするが、ひょんなことから

ある医者に「人間じゃない」と発覚し、まず母が殺されてしまう。

 

そこからどんどん歯車が狂って・・

 

・・といったわけで、最後まで目を全く離せなかった。

 

こうして1人になってしまった兄(ポー)は、「おいで・・1人じゃ寂しすぎる」と学校の級友アランを拉致してしまうシーンが、どうしようもなく切なかった。(アランも人を階段から突き飛ばして死なせてしまい、行き場を失ってた)

 

この漫画を読んだのは中学生の時であったが、大人になった今、わずか25歳くらいの年齢でこれだけの漫画をかいた萩尾望都にもただ脱帽するばかりである。

 

そこから萩尾望都のファンになった。